なんだかんだで結局は努力した者が成功する
世の中には努力を美化する風潮がある。同時に、努力をバカにする風潮もある。
でも結局、最後に勝つのは努力をした人だけだ。成功者で努力をしていない人など一人もいない。成功者たちは皆努力をしているが、それを表に出す人もいれば、隠す人もいる。努力を努力と思わない人もいる。
努力の定義を「なにかを成し遂げるために費やす時間」だとすれば、それが苦であろうと楽であろうと関係ない、ある一定の成果が出るにはそれなりに費やさなければいけない時間というものが必要だ。それが努力というものなのでしょう。
目次
楽する努力は重要
楽をすると聞くと、なんだか悪いことのように思えます。しかし、楽をすることは別に悪いことではありません。むしろ、率先して楽になるような努力をするべきです。
たとえば、ダイエットをするために目標体重マイナス10kgを設定します。毎日きついジョギングを続けるよりも、もっと楽をして痩せられる方法を探す努力をすべきなのです。
方法例として、筋肉量を増やせば基礎代謝が上がり、寝てても痩せる体になります。ジョギングよりも筋トレのほうが手軽に楽にできるけど、筋トレのほうが効果があるのです。食事についても、炭水化物を減らし、糖質制限をすることにより楽に痩せられます。
このように楽で効率的な方法があることに気づかないと、盲目的な間違った努力をしてしまいます。
仕事の面でも、エクセルにちまちまデータを打ち込む作業を何時間も努力してやるよりも、VBAを覚える努力をして一気に時間短縮を図るほうが効率の良い努力なのです。VBAはものすごく楽をする手段ですが、それを悪く思う人はあまりいませんよね。VBAを思えるために結構時間がかかりますし。
努力不要論を唱える勘違い者
たまに「努力なんて必要ない、要領よくやるだけだ」と唱える人がいます。
確かに要領よくやっていけば、ある程度成功はするでしょう。でも、努力してる人にはかないません。要領よく努力している人が最強なのです。
そもそも、ノウハウだとか要領よくとかは、ある程度努力をし、経験値がたまったている人の特権です。成功者が「私は努力してない」と言ったとしてもそれを鵜呑みにしてはいけません。何かを成し遂げるために必ず膨大な時間をそこに投入しているはずです。そのノウハウがあるから要領よくできるだけです。
今自分が何の経験も知恵も無いのなら、時間を投資するしかないのです。努力しなければ成功はありえません。
才能は努力によって作られる
よく、才能と努力を引き合いに出す人がいます。
努力しても天才には勝てないとか・・・これはただの妄想、フィクションです。
努力の定義が先ほど書いたように、膨大な時間を費やすことだとすれば、天才はその条件を満たしているだけです。
イチローも大谷翔平も野球に膨大な時間を費やしているし、ホリエモンも孫正義もビジネスに膨大な時間を費やしているから成功しているのです。
いわゆる「天才」と呼ばれる人たちは、オンとオフがあまりありません。遊んでいるときも食事のときも野球のことを考えたり、ビジネスのことを考えたりしているので、凡人と比べて費やす時間が桁違いなのです。
やればやるほど好きになるという人間の脳の性質もあります。幼少期からの環境要素や個人の遺伝子要素などのさまざまな運があるでしょうが、単純に費やす時間が多いから天才は天才なのです。
最後に勝つのは努力した者
アリとキリギリスの話は有名です。ウサギと亀の競争も有名です。
アリや亀は地道な努力、キリギリスとウサギや楽観主義者のように語られています。
最後に勝つのは、アリや亀ですが、キリギリスのほうが幸せだと思うし、ガチに勝負したらウサギが勝つし・・・結局どっちがいいのかよくわからない話です。現実は同じ人間同士、同じ動物同士、ウサギと亀みたいな遺伝子的な能力差はありません。
差ができるとすれば、努力の差によってのみです。努力さえすれば誰でもある程度は報われるのがこの日本です。
幼いころから努力をしていたプロスポーツ選手やピアニストは、ほぼ「年齢=費やした時間」ですから、大人になってから素人がいくら努力しても努力の差が大きすぎるので勝てません。
「努力した」と言えるためにはある程度の結果が出てからです。結果も出ないのに「努力したのにダメだった・・・」というのは間違っています。結果を出す人と出さない人の生まれた瞬間から今に至るまでの努力の差が結果に現れただけです。
人間、何に価値を見出すのかは自由ですが、私はアラサーになって最近、結局は努力しなきゃなんにも手に入らないんだな~という実感を持っています。
10代の頃はそれなりに努力して結果を出したりしてたつもりでしたが、大人になってからの努力の必要性をヒシヒシと感じでいる今日この頃です・・・・。
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