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合格まであと一歩およばない人にありがちな勉強法

公開日: : 最終更新日:2017/02/14 勉強法 ,

1年間かけて勉強したのに、結果につながらなかった。

いくら勉強しても試験で結果が出せない。

まじめな人ほどありがちな、あと一歩およばないパターンの勉強法にはある共通点があります。

目次

過去問を後回しにする

過去問をやることで、出題の傾向や、今の自分の力を知ることができます。

野球で例えると

テキスト=素振りやキャッチボール

過去問=練習試合

試験=試合本番

練習試合をしたこともないのに、いきなり試合はできませんよね。

勉強は基礎も過去問もどちらも大切ですが、「基礎を全部終わらせてから過去問をやる」というまじめな人があと一歩合格におよばない場合が多いのです。

なぜかというと、テキストを全部読み終わってから過去問に挑戦するという流れだと思わぬアクシデントが起こる可能性があるからです。

意外に過去問が難しくて解けない場合がある

まじめな人は勉強の計画を最初に立てます。

例えば、基礎勉強(テキストを読む)に1週間。過去問をやるに3日間。と計画を立てます。

しっかりテキストを読み込んだのに、いざ過去問に挑戦したら意外と難しく、再度テキストに戻る必要が出てきた、そして結局時間切れで過去問が全部終わらなかった・・・なんてことが起こりえます。

そもそも、記憶は古いものからどんどん忘れていくので、最初に勉強した内容は過去問を解く段階ではもう忘れてしまっているものです。

それに、一般的に難しいと言われている資格試験なんかは、応用問題しかでません。テキストを読んだだけで解けるような問題というのはあまり無いでしょう。

そこで、テキストを1章読んだらその章の分の過去問をやるという流れが一番なのです。

これをすることにより、過去問が以外に難しくても、まだ勉強初期の段階なので計画を練り直すことができるのです。

勉強できる最後の一日を軽視する

これは今までの勉強期間によりますが(半年なら最後の1週間、3ヶ月なら最後の3日間など)、最後の勉強時間を軽視する人は合格まで1歩およばないことが多いです。

ギリギリの集中力はすごい

学生時代、テストのわずか10分前に、出そうなところに山を張り丸暗記したり、最後の最後ギリギリまで復習したりして臨んだ経験はないでしょうか?

この時の集中力って結構すごいですよね。必死にギリギリまで1点でも多く取れるように復習する。

この集中力が発揮できるのは試験本番のギリギリ前なんです。

最後のわずかな残りの勉強時間は、すごく集中できるゴールデンタイムなのです。

勉強期間が長いと本番ギリギリでやる気がなくなる?

難しい資格試験なんかだと、1年や2年勉強を続けることがよくあります。

年に1度しかない資格試験本番の日が1週間後にせまっているのに、やる気が出なくなってしまったという場合があります。

これはアドラー心理学の目的論で考察するに、

「やる気がでなくて勉強ができなかった」という言い訳を作るという目的があります。

なぜそんな目的をつくるのか?

それは、試験に合格する自信がないからです。

試験本番が近づくにつれ、自信がなくなり、上記の「言い訳づくりをする」という目的達成のためにやる気が出ないという症状が発症するのです。

しかし、本番ギリギリというのは、集中力のゴールデンタイムであり、ここで頑張れば逆転のチャンスはいくらでもあります。

ギリギリの勉強は自然と無駄なことはしなくなる

人間切羽詰まるともっとも合理的に動こうとするものです。

試験勉強でも、絶対受からなきゃヤバいという場合は、無駄な勉強は一切せず、1問でも正解できるような合理的な勉強を自然とするはずです。

例えば、

・すでにわかるような過去問は解いても意味ないので、わからないところだけをやる
・テストに出そうな要点だけを復習する
・テキストを読んでる時間はないので、わからない分野でも過去問をとりあえず解く
・大きく点数が取れそうなところを集中して勉強する

一見当たり前のように思えますが、長い目で見ると実際に上記の例をやる場合ってテスト本番ギリギリになってからの場合が多いはずです。時間に余裕があればのんびりとテキストを読んでいる勉強法が多いはずです。

これをやるのとやらないのでは全然得点力が違いますので、いかに最後の1日が大事かがわかります。

まとめ

テキスト読んだら⇒すぐ過去問。

野球に例えると、キャッチボールをできるようになったら⇒すぐ練習試合。

一見、キャッチボールができるようになっただけでは練習試合は成立しないように思えます。

そうです、成立しません。これと一緒で、一回テキスト読んだぐらいでは過去問は解けないのです。

ですが、練習試合も過去問もやらない限り永遠にできないままなのです。

まじめな人ほど、きちんと基礎が確立してから過去問に挑みがちです。

どうせ解けないけど、「とりあえず過去問をやる」ということが大事なのです。

そして、最後のギリギリの集中力を効率的に使えば時間はうんと凝縮できます。

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