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iOSアプリを作ってみてわかった初心者がぶつかる9個の壁

公開日: : 最終更新日:2019/04/13 プログラミング

プログラマとしての経験値が少ない素人に毛が生えたぐらいの私が、iOSアプリをやっと申請までこぎつけたのですが、めちゃくちゃ大変でした。

これからプログラミングを始めたい、アプリを作ってみたいとなんとなく考えている人が、「だいたいこんな感じなんだな〜」とわかってもらうための記事です。

詳しい技術的な話はしていません。

私が感じた初心者がぶつかる9個の壁を紹介します。

目次

プログラミングの壁

アプリ開発にはプログラミングのスキルが必要です。

それも、中途半端な知識ではなく、ある程度しっかりしたものが必要です。

技術書を買って、サンプルコードを打ち込めばとりあえず動くようにはなりますが、サンプルのままAppleに提出するわけにはいきません。

必ずオリジナリティーが必要です。

オリジナリティーがないアプリはリジェクトされてしまいます。

なので、サンプルコードをベースにしてもいいですが、それを自分の力で改変できるぐらいのプログラミングのスキルは必須です。

ゲーム開発ならC#、ゲーム以外ならSwiftを勉強します。

Macの壁

iOSアプリはMacからじゃないと申請の手続きができません。

必ず、MacのXcodeというソフトウェアを使用します。

Macは安いやつなら7〜8万円で買えます。

私も安いMacしか持っていませんが、3Dゲームを作ろうとするとファンがうるさくてうるさくて…

どうやら3Dゲームを作る場合は、Mac book Airは適さないようです。Proにしましょう。

Macで一度アプリを申請すると、基本はそのMacからしかいろいろ変更ができなくて、Macを変えるとその処理が面倒らしいです。

なので、高いですが、20万円くらいする高性能のMacを最初から買うのが良いでしょう。

ゲームエンジンやXcodeの使い方の壁

プログラミングができるだけじゃアプリ開発はできません。

ゲームをつくるならUnity、ビジネス系などのアプリを作るならXcodeの使い方をマスターしなければなりません。

詳しく解説してある技術書が必要ですが、1冊で3,000円前後はします。

1冊読んだ程度じゃ全然足りないので、3〜4冊は買う羽目になると思います。

こんな感じの書籍です。

エラーの壁

技術書通りに作り進めていても、必ずエラーが出ます。

エラーの対処方法は自分でググって調べます。

ここの段階で、諦める人と諦めない人で今後プログラマに成れるかどうかが大きく分かれる気がします。

実際にアプリ開発を進めていくと、技術書通りのサンプルを作っていたころとは比べ物にならないほどの回数のエラーを経験するはずです。

「ググればどこかに必ずきっと答えはある!」

というポジティブ思考じゃないと挫折します。

単純にググってもわからない場合は、Q&Aサイトに質問したり、英語のサイトを見たりします。

英語の壁

Appleはアメリカの会社なので、メールのやりとりや開発者専用ページは英語です。

それと、プログラミングで吐き出されるエラー内容も英語で書かれています。

今はGoogle翻訳が便利なので、私もそれを使っていますが、確実に正しい日本語で翻訳されるわけじゃないので解釈に困ることもあります。

特に、アプリ申請の後に、そのアプリがAppleの基準を満たしていないとリジェクトされますが、された理由も英語で書かれます。これが非常にわかりにくいです。

さらに、こちらからの返信ももちろん英語でします。

コツとしては、Google翻訳で「日本語」→「英語」に翻訳したら、今度は「英語」→「日本語」に翻訳してみてください。

そこで変な翻訳が帰ってきた場合、自分が中学生時代に学んだ英語の知識をフル動員させて訂正します。

そして再度、「英語」→「日本語」に変換しても違和感がないようであれば、だいたい正しい英語になっているはずです。

広告導入の壁

個人的にはここが一番難しかったです。

Unityでゲームを作る場合、Unity AdsやGoogleのAdMobを導入するのですが、めちゃくちゃエラーが出ます。

エラー以前に、どうやって導入するのか非常に素人には分かりづらい内容になっています。

参考にできる個人のサイトも逆にめちゃくちゃ詳しい人が書いていることが多いので、素人には分かりづらい内容だったりもします。

ここでも、ググってググってググって…

2日かけてググり続けてエラーと格闘しながらやっとの事で導入した感じです。

Appleに申請手続きの壁

これも広告導入の次ぐらいにハードルが高かったです。

エラーが出たりはなかったのですが、とにかくやることが多い。

だけど、Apple Developerの登録料に12,000円もの大金を支払ったので後には引けないため、わかりやすく解説してあるサイトを参考にしながら進めます。

しかし、個人で書いてる人のサイトの内容も古いものが多いのであまり参考になるのが少ないんですよね。

開発者向けの情報っていうのはレアなのかもしれません。

申請には丸一日かかりました。

リジェクトの壁

やっとの事で申請が完了しても、審査に通るとは限りません。

だいたいリジェクトされます。

そして、何度も何度も改良を重ねてやっとリリースされます。

ここでまた、最初の方に書いた「プログラミングの壁」「ゲームエンジンやXcodeの壁」「エラーの壁」などが再度頭をのぞかせます。

時間の壁

「1日8時間働いているサラリーマンが、帰宅後や休日にアプリ開発」

なんてできるんでしょうかね…?

多分途中で挫折する人が多いでしょう。

なんせ時間がかかりすぎます。

もともとIT企業に努めているようなスキルのあるプログラマであれば、趣味での個人開発もできるでしょうが、全然関係ない仕事をしている人が1から勉強して完成させるにはiOSアプリはハードルが高すぎます。

私のような比較的自由の効くフリーランスなら、時間をかけられるのでできますが、一般的なサラリーマンには時間的に無理ゲーだと思います。

技術書に書いてあるサンプルアプリをトレースして作るぐらいならプログラミングの素人でも1〜2ヶ月かければできますが、リリースできるレベルとは程遠いです。

iOSアプリ開発の初心者がぶつかる壁まとめ

  • プログラミングの壁
  • Macの壁
  • ゲームエンジンやXcodeの使い方の壁
  • エラーの壁
  • 英語の壁
  • 広告導入の壁
  • Appleに申請手続きの壁
  • リジェクトの壁
  • 時間の壁

以上、初心者iOSアプリ開発者がぶつかる9つの壁でした。

ただし、これだけは言えます。

初心者や素人でも、この9つの壁を乗り越えた場合、確実にアプリエンジニアとして大きく成長できます。

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