楽天証券で投資信託を積み立てるなら、楽天カードとセットで使うことで大きなメリットが生まれます。
ポイントが貯まる、証券口座への入金が楽になる、楽天市場のポイント還元率も上がる。これらがすべて連動しているのが楽天経済圏の強みです。
この記事では、楽天証券と楽天カードを組み合わせることで得られるメリットを具体的に解説します。
楽天カードで積み立てるとポイントが貯まる(クレカ積立)
楽天証券では、投資信託の積立をクレジットカードで決済する「クレカ積立」が利用できます。楽天カードを使って毎月の積立金を決済すると、積立額に応じて楽天ポイントが付与されます。
これは投資をしながらポイントを稼げる仕組みで、普通に銀行口座から引き落とすよりも確実にお得です。
クレカ積立の上限と付与タイミング
楽天カードでのクレカ積立は月10万円が上限です。つみたて投資枠の年間上限は120万円(月10万円)なので、NISA枠全額をクレカ積立でまかなうことができます。
ポイントは積立が約定した翌月末ごろに付与されます。
ポイント還元率はカードの種類によって異なる
クレカ積立のポイント還元率は、持っている楽天カードの種類と、積み立てる投資信託の代行手数料によって変わります。
代行手数料とは、投資信託の運用会社が証券会社に支払う手数料のことです。オルカンやS&P500などの人気インデックスファンドはほとんどが代行手数料0.4%未満のため、カードの種類によって還元率が変わってきます。
| カードの種類 | 年会費 | 還元率(代行手数料0.4%未満) | 還元率(代行手数料0.4%以上) |
|---|---|---|---|
| 楽天カード(一般) | 無料 | 0.5% | 1.0% |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | 0.75% | 1.0% |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1.0% | 1.0% |
| 楽天ブラックカード | 33,000円 | 2.0% | 2.0% |
オルカンやS&P500などの低コストインデックスファンドを積み立てる場合、楽天カード(一般)では還元率が0.5%になる点に注意が必要です。楽天プレミアムカード以上であれば、どのファンドでも1%以上の還元率が確保できます。
月3万円を楽天カード(一般)で積み立てた場合の年間ポイント試算
オルカンを月3万円積み立てた場合(還元率0.5%)、毎月150ポイント・年間1,800ポイントが貯まります。
同じ条件で楽天プレミアムカード(還元率1.0%)なら毎月300ポイント・年間3,600ポイントです。年会費11,000円を考慮すると積立だけでは年会費の元を取るのはむずかしいですが、楽天市場での普段の買い物での還元なども合わせて総合的に判断するのがよいでしょう。
楽天キャッシュと組み合わせると積立額を増やせる
クレカ積立の上限は月10万円です。つみたて投資枠の月上限も10万円なので、つみたて投資枠だけを使う場合はクレカ積立だけで十分まかなえます。
一方、成長投資枠も使ってさらに積立額を増やしたい場合は、楽天キャッシュ(電子マネー)での積立を追加できます。楽天キャッシュの積立上限は月5万円で、還元率は一律0.5%です。楽天カードで楽天キャッシュにチャージしてから積立に使う仕組みで、クレカ積立の10万円と合わせると合計月15万円までポイントをもらいながら積み立てることができます。
なお、この月15万円のうちつみたて投資枠に充てられるのは最大10万円までです。残りの5万円は成長投資枠や課税口座での積立に活用できます。
楽天銀行と連携(マネーブリッジ)すると入金の手間が省ける
楽天証券と楽天銀行の口座を連携する「マネーブリッジ」を設定すると、証券口座の残高が不足した場合に楽天銀行から自動で補填されます。
クレカ積立の場合は楽天カードから直接引き落とされるため証券口座の残高を気にする必要はありませんが、通常の投資や株の買付をする場合はマネーブリッジがあると入金の手間が省けて便利です。
さらにマネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金金利が最大年0.38%(税引後年0.302%)に引き上げられるメリットもあります。
楽天市場のポイント還元率も上がる(SPU)
楽天証券でポイント投資(月1ポイント以上使用)をすると、楽天市場でのお買い物ポイントが+0.5倍アップします。これは「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」という楽天グループ全体の特典です。
ただしSPUの対象になるには、楽天ポイントコースへの設定とマネーブリッジの設定、そして月1ポイント以上のポイント投資が必要です。条件を満たしているかどうかは楽天証券のサイトで確認できます。
楽天市場をよく利用している人にとっては、楽天証券での投資と組み合わせることで買い物時のポイント還元率を底上げできる副次的なメリットがあります。
貯まったポイントでまた投資できる
クレカ積立で貯まった楽天ポイントは、楽天証券での投資信託や国内株式の購入に使えます。ポイントを使って投資し、その投資でまたポイントが貯まるというサイクルを作れます。
ただし使えるのは「通常ポイント」のみで、キャンペーンで付与される期間限定ポイントは投資には使えません。
楽天証券×楽天カードを始める手順
楽天証券と楽天カードの組み合わせを始めるための手順は以下の通りです。
まず楽天証券に総合口座とNISA口座を開設します。楽天カードをまだ持っていない場合はこのタイミングで申し込みます。楽天カードが手元に届いたら、楽天証券のサイトまたはアプリからクレカ積立の設定に進み、楽天カードを引き落とし方法として登録します。あとは積み立てる投資信託と毎月の積立金額を設定すれば完了です。
積立設定の締め切りは毎月12日です。12日までに設定を完了させると翌月から積立が始まります。
まとめ
- 楽天証券のクレカ積立で楽天カードを使うと、積立額に応じてポイントが貯まる
- 還元率はカードの種類によって異なり、楽天カード(一般)は0.5〜1%、楽天プレミアムカードは1%
- 月10万円までクレカ積立が可能で、楽天キャッシュと併用すれば月15万円まで積立額を増やせる(つみたて投資枠の上限は月10万円)
- マネーブリッジで楽天銀行と連携すると入金の手間が省け、銀行の金利優遇も受けられる
- 貯まったポイントでまた投資ができる好循環が生まれる
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※本記事は情報提供を目的としています。掲載している数値・制度内容は執筆時点の情報です。最新情報は楽天証券・楽天カードの公式サイトでご確認ください。投資には元本割れのリスクがあります。投資の判断はご自身でお願いします。
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