19×19を暗算で解くインド式計算法
「学校で習う授業の中で、社会に出てから一番役に立つ教科は何ですか?」
と聞かれたら、迷わず私は算数と答えます。
実際、算数ってどこでも使うんですよ。会社でも暗算が素早くできると便利だし、なによりカッコいい!!(頭いいって思われるし!)
スーパーで買い物するときも、どっちが安いか?をいちいちスマホの電卓で計算しなくてもいいです。
そしてなにより、算数や数学ができると、応用力が高くなるんです。
一瞬で暗算ができると仕事が速く終わりますし、計算力により培った論理的思考能力の高さも仕事に生かせます。
一般的な会社では必ず数字を扱うので、足し算引き算ができない人はいません。建築関係や工事関係で距離を測るのも数字ですし、事務仕事や販売関係も数字は重要です。私も今は情報通信関係の会社に勤めているので、数字はバンバン扱います。
いちいち電卓を出せないシーンや、簡単な計算なら暗算のほうが速いシーンはたくさんあります。そして、一般的には2ケタ程度の計算で電卓を出すのは恥ずかしいことです。でも計算力の低い人は2ケタの計算にも時間がかかります。
大人になった今だからこそもう一度算数をやり直してみませんか?
インド式計算方法を使えば19×19までの暗算が簡単にできます。
11×11から19×19まで簡単に暗算するインド式計算法
十の位が1の2ケタの掛け算はインド式計算法で簡単に解けます。
15×17を例とします。
【第一のルール】どちらか一方の数(ここでは15とします)と他方の一の位を足します。
15+7=22
【第二のルール】元の数の一の位どうしを掛けます。
5×7=35
【第三のルール】この2つ数を位をずらして足します。
2 | 2 | ||
+ | 3 | 5 | |
2 | 5 | 5 |
こんな感じです。
つまり、簡単な足し算と簡単な掛け算だけで11×11~19×19までが暗算で解けてしまうのです。
試しに
①14×17
②18×16
をやってみてください。
答えは次の見出しの下に書きます。
なぜインド式で11×11から19×19まで解けるのか
上記答え
①238
②288
通常、学校でインド式計算法は習いません。みなさんも、ひっ算で解いていたことでしょう。
インド式計算法は「こうなるもんだ」と覚えててもいいですが、興味ある人は以下の解説を見てください。
例えば、19×18の場合
19×18
=(10×9)×(10×8)
のように展開できますよね。さらに分配法則をつかって、
=10×10+10×8+9×10+9×8
とできます。
ちなみに分配法則は中学校で習っているはずですが、
(x+y)×(m+n)
=xm+xn+ym+yn
というやつです。
さらに
=10×(10+8+9)+9×8
に変形できます。(10+8+9)に注目です。
これは「一方の数と他方の一桁の数を足す」という第一のルールと同じですよね。
そして9×8が「一桁どうしの数を掛ける」という第二のルールになってます。
10×の部分は「位をずらして」のルールに当てはまり、最後「この2つの数値を足す」ところで第三のルールになりますね。
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