流行が生まれる仕組み、イノベーター理論について知ろう
公開日:
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最終更新日:2017/06/25
マーケティング
マーケティングは実は面白い!会話形式で楽しく学んでみましょう。なぜ流行が生まれるのか?イノベーター理論とは何か?君は何に当てはまるかな?アーリーマジョリティ?それともアーリーアダプター?ハム次郎とsio先生の楽しい会話がはじまるよ!
まあいい、とりあえず今日は『イノベーター理論』について説明しよう!
目次
イノベーター理論とは
そして、イノベーターだけがスマホを購入してもそれだけでは「流行」は生まれないんだ。
イノベーションの普及に関する理論だよ。新商品を購入する人々を5つの層に分類して、どのようにイノベーション(流行)が生まれるかの理論さ。
イノベーター理論における5つの購入層
●イノベーター(Innovators)
もっとも革新的で冒険心にあふれる人々。新しいものを積極的に取り入れる。商品の目新しさ、商品の革新性という点が重視する為、商品のベネフィットは気にしない。
●アーリーアダプター(Early Adopters)
流行に敏感で、情報収集を欠かさず行い、よさそうだと自ら判断したら取り入れる。
●アーリーマジョリティ(Early Majority)
アーリーアダプターに比べると慎重派ではあるが、新しいものへの関心度は高い。他の人がいいと言ったら取り入れる。この層に取り入れられると一気に市場が拡大する。
●レイトマジョリティ(Late Majority)
新しいものに対しての積極性が低い。多くの人が取り入れたら自分も取り入れる。
●ラガード(Laggards)
もっとも保守的な人。流行などにはほぼ関心がない。なかなかイノベーションを受け入れない頑固者。最後まで文句を言って取り入れない人もいる。
アーリーマジョリティに浸透することで流行が生まれる
ところで君はファッションは目立ってナンボだと思うタイプかい?
君みたいな「目立つのはちょっと・・・」という人はアーリーマジョリティ以降の人だ。
実は、この目立ってナンボのタイプは少数派で全体の16%しかいない。残り84%の人たちは、いくらイノベーターやアーリーアダプターが「目立ってナンボ」と奇抜なファッションをしていても、「いや、私とは違うし・・・」と言って受け入れることはしない。自分と同じタイプの目立ちたくない人達がそのファッションを着るようになってはじめて、恐る恐る着るようになるんだ。
ただし、そもそも目立つのが嫌な人はその奇抜なファッションを取り入れることをしないので、なかなか多数派のアーリーマジョリティ以降には広まらないんだ。
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