世間に流れる資格不要論について|無意味って本当?
「資格なんて無意味」
これを言っていいのはその資格を持っている人だけです。
無資格者なのに資格無意味論を唱えているのは、「自分の知らないことは無意味なこと」と思っちゃってる頭の悪い人です。
目次
資格は無意味なのか?
資格と一言で言ってもいろいろあります。
その資格を持っていないと国の許可が降りない、たとえば自動車免許なんかであれば意味があるかないかの論争は起きません。
ここで言う資格は、いわゆる国家資格とかじゃなくて民間や独立行政法人の検定レベルの話です。
たとえば、IT系ならITパスポートとか基本情報技術者などです。
そういった資格であれば、その資格が無いと特別な仕事ができないというわけでもないため本質的には無意味と言えます。
資格自体は無意味でも勉強に意味がある←コレ
「資格は意味ないけど勉強に意味がある」
という話をよく聞きますよね。
たしかにその通りです。
でも、その「勉強した」という事実を客観的に証明するのが資格ですよね。
もしかしたら勉強した気になっただけで、ぜんぜん理解していない可能性もありますよね。
「勉強した」とは難しいことを突っ込まれて聞かれてもきちんと答えられるレベルのことです。
しかし、不要論を唱える多くの人は資格の本を1冊読んだだけで勉強した気になって満足してしまっています。
本気で試験合格を目指すには、本の内容をしっかり理解し、練習問題を何問もこなして知識の定着を確認します。
それにそこまでしたとしても、勉強しているのかどうかはあくまで主観なので間違っているかもしれません。
だからこそきちんと試験を受けて合格を勝ち取り客観的に自分が勉強したことを証明するのです。
つまり、合格証を持っていないのに本1冊読んだだけで勉強した気になっている愚かな人が資格不要論を語る資格は有りません(資格だけに)。
勉強することに意味を見出したいなら、合格までしろよって話です。
合格しないで勉強に意味があるとか(笑)誰でも言えますよね。でも「合格した」は合格者しか言えません。
興味の幅を広げるのはいい
資格を取らずに資格の本を読んで興味の幅を広げるのはいいです。
だからといって頑張って資格取得を目指している人を馬鹿にして資格不要論を唱えるのはどうかと思います。
興味の幅を広げるために資格の本を読んでいる人と本気で合格を目指して本を読んでいる人とでは理解度が違うのは言うまでもありませんよね。
目標なしに人は本気で勉強できない
興味の幅を広げる程度の目的で学問は身につきません。
受験料を支払って合格を目指しているからこそ身につくわけです。
どう考えても資格があったほうが就職に有利
少なくとも資格があればその分野に精通していることの証明となります。
たとえば、プログラマー業務未経験でも応用情報技術者とか持っていれば一目置かれて就職試験に通りやすくなります。
もちろん、良質なポートフォリオ(プログラミングして作った成果物)と資格のどっちが重要なのか?というリソースをどちらに割くべきかという問題はあります。
でも、同じレベルの応募者だったら、無資格者より有資格者を採用するのが普通の人間の合理的判断というものです。
最後に
勉強を否定する人はいないと思うけど、資格を否定する人は結構います。
でも結局、資格不要論者って勉強したくないだけの人なんですよね。
だって体系的に勉強しようと思ったら資格取得ってすごく効率がいいですから。
「合格までする必要はない」
んじゃなくて、
「合格するレベルまで一生懸命勉強したくない」
が本音だと思います。
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