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他人をコントロールする方法~人間は優越感の奴隷

公開日: : 最終更新日:2018/09/12 コミュニケーション能力

大多数の人間が、何にたいして幸せを感じるか知っていますか?

それは、優越感です。

 

こんな言葉があります。

『幸せとは、身近な友人よりも年収が50万円高いことだ』

(原文はアメリカの名言です。)

 

たとえば、年収が200万円だと、日本の中で生活している限り、相対的に年収は低い方です。しかし、同じ年収200万円でも、発展途上国で生活すれば、相対的に高い年収をもらっていることになります。

このように、相対的に他人より優れていることにたいし、人は喜びを感じます。これが優越感です。

人間は他人をバカにしてまでも優越感が欲しい

優越感の魔力は強大です。

先に述べましたように、人間は、優越感を感じると幸福だと思うからです。

 

友人同士である、A君の年収が、B君よりも50万円高いことをお互いが認識していた場合、年収の多いA君は優越感を得ます。

年収のように、わかりやすいハッキリとしたものであれば、わざわざ相手をバカに必要もなく、優越感を得られます。

 

しかし、どちらが優れているのかが明確になっていないもの、たとえば、仕事ができること、知能が優れていること、スポーツができることなどは、相手をバカにすることによって優劣をハッキリさせることができるのです。

 

この論理が成立すると、能力が低い人ほど相手をバカにするということになります。

能力が高ければ高いほど、相手との優劣はハッキリします。能力が本当に高ければ、仕事の面では出世しますし、スポーツではなにかしらの功績を残すはずです。

つまり、年収金額の差と同じように、目に見える差がある場合は、本当に能力が高いからであって、相手との力量の差は可視化されているため、相手をバカにする必要がないのです。

 

相手をバカにすることが、なぜ優劣をハッキリさせることになるかというと

相手をバカにすると、自分が相手をバカにしているという事実こそが自分が優れているという証明になるからです(能力の劣っている者が、優れている者をバカにするはずがないという反対解釈)。さらに、それを聞いている第三者にも周知の事実になります。

 

この事実は客観的真実である必要がありません。自分の主観の中で真実でさえあれば、人間は優越感に浸ることができます。

めんどくさいやつはだいたい優越感の奴隷になってる

世の中の大多数の人間が、優越感に浸ることに躍起になってます。

見せびらかすために高級車を買ったり、自分のキャリアを偽ったり、ネットで他人のアラを探したり、筋肉アピール、学歴アピール、資格アピール・・・etc、このようなことは誰にでも経験はあるのではないでしょうか。

 

さらに厄介なレベルだと、必要以上に他人に説教をする人や、常に他人を見下す人がいます。

この厄介な人間は、先に述べたように能力が低い人に見られる傾向です。

客観的にアピールできることが乏しいため、力技で優越感に浸るためにとる行動なのです。

 

私の身近にいる人間で、頭が良く、気の利いた行動をとれるTさんの話をします。

Tさんは、仕事がとてもできるので仕事仲間に仕事を教えることが多いです。Tさんは、仲間に仕事を教えることで優越感に浸っていました。

私も、仕事に慣れないうちはTさんに仕事を教えてもらっていました。自分で言うのもなんですが、私は仕事を覚えるのが早いです。なので、あっという間にTさんに教えてもらうことは何もなくなりました。当然、もうTさんに教えを乞うことはなく、逆にTさんの間違いを指摘する場面もありました。

しかし、Tさんは私からの間違いの指摘を受け入れず、私に敵対する感情を抱いてしまいました。

 

つまりTさんは、他人に仕事を教えるという行為が、優越感に浸るために必要だったのですが、私がTさんに教えを乞わなくなったことにより、私に対する優越感を得られなくたったので、私を不要な人間と認知するようになったのです。

 

人間は、『こいつからは優越感を得られない』と判断したら、とっさに、こいつは不要な人間と認知する生き物です。

 

まあ、人間全員そうなわけではないのですが、幸せの価値を相対的に考えている人はこの傾向にあります。

 

さらにTさんは、気持ち悪いほど気が利くような行動をとります。たとえば、社員全員のカップを率先して洗ったり、来客にはすぐコーヒーを入れたり、電話が鳴ったら誰よりも早く出たりなどです。これらもつまり、これをやることにより、周りのみんなに感謝されるし、「自分がしてあげているんだ」という優位な立場になります(おごられるよりもおごる人が優位になる心理)。これも優越感に浸ることが目的なのです。

もしTさん自身に、これを言っても100%否定するとは思いますが、無意識に優越感に浸りたいがための行動のあらわれなのでしょう。

客観的に見ると、Tさんは優越感の奴隷です。

優越感を利用して他人をコントロールする

大多数の人間は優越感の奴隷なので、あえて優越感を与えてやることにより、簡単に他人をコントロールできます。

 

優越感の奴隷で、よくいるタイプが老害です。

老害は会社に1人はいる厄介者です。

老害はプライドが高く、常に他人を見下しバカにします。

なぜそうなるかというと、人間は歳をとると、記憶力、知能、運動能力などさまざまな能力が低下します。

これは仕方ないことであり、老化をありのまま受け入れれば、若者に愛される老人になるのですが、それを認めないのが老害です。

プライドの高い老害は、自分の能力の衰えを受け入れられません。しかし、実際は能力がないので、若者をバカにし見下すことでしか優越感に浸る方法がありません。

 

(悲しい人間ですね、60歳になっても相対的な幸せしか感じられないなんて)

 

そんな老害には、教えを乞う姿勢を見せたり、「さすがですね~」などとちょっとホメただけで、こいつは俺に優越感を与えてくれる有益な存在だ!と認知します。

 

逆に、ちょっとでも反論しようものなら、チャンスとばかりに暴言を浴びせてきたり、人格を否定するようなことを言ってきたりと、自分の優位性を確保することに一心になります。

老害は、それだけ弱い生き物なのです。

 

老害は、本質的には、能力が低く弱い生き物なのですが、暴言を浴びせられる若者はたまったもんじゃありません。

完全に関わらないのが一番なのですが、会社にいる場合そうもいかないので、まず第一に否定をしない、第二にあえて優越感を与えてやることでコントロールは可能です。

 

老害は、優越感の奴隷の最たるものですが、その他の一般的な人もやはり優越感にしばられている方が大勢います。

みなさんも、自分をホメてくれる人間や、自分の意見を聞いてくれる人間には好感を持てることでしょう。逆に、自分を認めない人間には好感は持てないはずです。

相手をよく観察し、うまく相手に優越感を与えてやることで、相手は自分を特別視してくれるので、相手をコントロールしやすくなります。

 

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