最大10Gbpsの光回線enひかりクロスはフレッツ光クロスよりもおすすめ!
NTT東日本・西日本で2020年4月1日より提供開始した上り下り最大10Gbpsの光回線接続サービスが「フレッツ光クロス」ですがフレッツ光って料金が割高なイメージがありますよね。
実は、フレッツ光クロスと全く同じ回線を使って別の会社でも同じサービスの提供をしているところがあります。
そのような会社を光コラボレーション事業者(略して光コラボ)と言いますが、何百と光コラボの事業者があるうち特に安くておすすめなのが「enひかり」です。
enひかりでは、上り下り最大10Gbpsの新サービスとして「enひかりクロス」を2020年8月24日より新規申し込み開始しています。
ちなみに、光コラボ事業者のすべてが10Gbpsサービスに対応しているわけではなく、まだ数社ほどしか対応していません。
この記事では、いち早く10Gbpsサービスを提供することとなったenひかりクロスの料金などのサービス詳細について詳しく解説していきます!
※10Gbpsではなく上り下り最大1Gbpsのenひかりを契約したい人は下リンクの記事をご覧ください。(筆者も1Gbpsのenひかりを使っています)
目次
enひかりクロスとフレッツ光クロスの料金比較
enひかりクロスとフレッツ光クロスは同じ回線設備を使うため品質は一緒です。
ですが、利用料金が大きく違い、圧倒的にenひかりクロスのほうが安くなっています。
enひかりクロス(税抜) | フレッツ光クロス(税抜) | |
月額利用料 | 4,950円 | 6,300円 |
ルーターレンタル(任意) | 500円 | 500円 |
プロバイダ利用料 | 月額利用料に込み | 2,200円~ |
合計支払月額 | 5,450円 | 9,000円~ |
※税抜き料金です
enひかりクロスとフレッツ光クロスを比較した結果、両者の差額は月に3,550円もあります。
2年間使ったら85,200円もの差が出てしまうので結構大きいです。
もう一度言いますが、通信品質は両者まったく一緒です。
なので、どう考えてもenひかりクロスのほうがお得ですね。
enひかりクロスの工事費
現在フレッツ光クロスを使っているのであれば転用手続きをするだけなので工事は不要ですが、フレッツ光クロスを使っていない人はみんな工事が必要です。
工事費は15,000円です。
ただし、フレッツ光クロスを使っていてすでに廃止済みの場合は無派遣工事になるため2,000円でできます。
すでにフレッツ光クロスを使っている人や過去使っていて廃止済みというようなケースの人は今の時点でおそらくほとんどいないかと思うので、とにかくほとんどの人は工事費として15,000円が最初にかかると思ってください。
※定期的に工事費無料キャンペーンを行っているので詳細は公式サイトを確認してみてください
enひかりクロスの申し込み前の注意点
enひかりクロスがどのようなサービスなのかきちんと注意点を理解したうえで申し込むようにしてください。
enひかり電話やフレッツ・ウイルスクリア等は利用できない
enひかりクロスでは、1Gbpsでは利用できたenひかり電話やウイルスクリア等の一部のオプションを利用することができません。
これは、大元の回線であるNTTのフレッツ光クロスの仕様がそうなっているからとしか言いようがありません。
いずれこのデメリットは解消されるかと思いますが、現時点では自宅で光電話の固定電話を使っている方は使えなくなってしまう点に要注意です。
ウイルスクリアが使えない点については、特に問題ないかと思います。
なぜなら、Windows10に標準搭載のWindows Defenderを使えばそもそも有料のウイルス対策ソフトなんて不要だからです。
筆者もWin10にしてからは有料セキュリティソフトを入れてませんが、ウイルスに感染したことなんてありません。昔と違って標準搭載のWindows Defenderはかなり進化してます。
提供エリアは狭い
enひかりクロス提供エリアはフレッツ光クロスの提供エリアに準拠します。
サービス開始時点でのenひかりクロス提供エリアがこちらです。
東京都 | 葛飾区、江戸川区、杉並区、世田谷区、足立区、大田区、板橋区、練馬区、目黒区、中野区、品川区、北区、狛江市、調布市、三鷹市 各一部エリア |
大阪府 | 大阪市の一部のエリア |
愛知県 | 名古屋市の一部のエリア |
集合住宅特化のサービスはない(基本的に戸建て向け)
一般的な1Gbpsの光回線サービスであれば戸建てタイプと集合住宅タイプで料金が違いますよね。
1Gbpsのenひかりでも、戸建てが4,300円、マンションが3,300と集合住宅向けが安い設定になっています。
しかし、10Gbpsのフレッツ光クロスをはじめ光コラボのenひかりクロスも料金は1パターンしかありません。
それに原則として戸建て住宅に光ファイバーを引いて使うサービスなので、マンションで使うのは諦めたほうがいいでしょう。
集合住宅だけどどうしても10Gbpsの光回線を使いたい場合、マンションやアパートの大家の許可を得たうえで、戸建て住宅と同じように自分の部屋にだけ光ファイバーを引き込むというやり方であればできる可能性もゼロではありませんが、周辺環境や建物の高さ制限で無理なケースも多いので一概にはいえません。
IPoE方式
enひかりクロスはv6プラス(MAP-E)のIPoE方式になります。
PPPoE方式は使えません。
IPoE方式やPPPoE方式についてよくわからない方は下リンク記事をご覧ください。
簡単に言えば、通信速度が速くなる仕組みです。
なので、これは利用ユーザーにとってはメリットです。
ルーターのレンタルは任意
通信方式がIPoE方式なのでそれに対応したルーターが必要です。
それに、せっかく10Gbpsのサービスなのですから、WAN側イーサネット速度やLAN側イーサネット速度、そしてWi-Fi速度も10Gbpsに対応しているものを使用するのが望ましいです。
これがもし最大1Gbpsにしか対応していないルーターを付けたとすると、光回線側がせっかく10Gbpsなのに、ルーターがボトルネックとなり結局1Gbpsまでしか速度が出なくなります。
enひかりクロスでは、IPoE方式に対応していて、かつ、10Gbpsのスペックにも対応しているルーターとしてXG-100NEというNTTのルーターが月額500円でレンタルできます。
出典:https://web116.jp/shop/hikari_r/xg_100ne/xg_100ne_00.html(NTT東日本)
ただし、XG-100NEのレンタルは任意なので、たとえば市販のバッファローのWXR-5950AX12があればレンタルの必要はありません。
出典:https://www.buffalo.jp/product/detail/wxr-5950ax12.html(バッファロー)
|
WXR-5950AX12のほうが高スペックですがお値段が高いので、どっちがいいのかはその人の好みです。
XG-100NE | WXR-5950AX12 | |
LANポート | 1Gbps×3
10Gbps×1 |
1Gbps×3
10Gbps×1 |
WANポート | 10Gpbs | 10Gpbs |
無線LAN最大速度 | 2401.9Mbps | 4803Mbps |
料金(税込み) | 月550円 | 約32,000円 |
enひかりクロスまとめ
10Gbpsの光回線接続サービスを使いたいならフレッツ光クロスよりもenひかりクロスのほうが圧倒的に安いのでおすすめです!
申し込み受付開始は2020年8月24日からです。
興味のある方はenひかり公式サイトをご覧ください。
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