法律を学ぶと得する3つのこと
法律ってなんだかむずかしそうですよね。
でも、学ぼうと思えば市販のテキストが充実しているのでいくらでも勉強をすることができます。
実は、ただ法律に詳しくなる以外にも、法律を勉強することによって身につく3つの副産物があります。
目次
1.論理的思考能力が身につく
法律を勉強することにより「論理的思考能力」が身に付きます。
勘違いしている人が多いのですが、法律は暗記科目ではありません。
「第○○条にどういう法律が書いてる」なんてことはほぼ覚えません。司法試験だって受験用の六法を見ながら解きますので、六法を開けばわかることは試験で重視されないのです。(第何条かという細かい数字なんてどうでもいい話ですから。)
その法文をどう解釈し、どう当てはめるのか?という論理的な思考能力を問われるのです。
法律の条文は所詮はただの文章でしかありません。
しかし、その文章が書かれた背景、目的などを考えたり、過去の判例や学説を参考にしたり、文章の意味を広くとらえたり、狭くとらえたりといろいろな思考で解釈をするわけです。
これができるようになると普段の生活でも常に論理的に物事を考えるクセが付きます。
2.読解力が高まる
法律の条文は非常にわかりにくいです。さらに判例なんていうものも読まなきゃいけず、さらに難しいです。
条文や判例を読めるようになれば、まずたいては社会生活で読解力で困ることはないはずです。
3.自分で調べる力が身につく
法律の勉強は簡単にできますが、ある程度の高度な資格を目指すのであれば、一朝一夕では行きません。
市販のテキストだけではわからないことも多く出てきますし、何度もテキストを読んでも理解ができない場合も出てきます。
そういったときに、インターネットでテキストとは違った別の角度から調べるということを繰り返す必要性が出てきます。
さらに、テキストには載っていない判例を裁判所のホームページから検索したり、個人のブログなどを参考にしたりと、インターネットで調べる機会がものすごく多いです。
理解できるまで様々な角度から情報を仕入れたり、その情報が正しいかの見極める目を養ったりと、自分で調べる力がものすごく身に付きます。
まとめ
法律の勉強と書きましたが、これらの能力は、ある程度高度な資格をとって初めて身につくものだと思います。
行政書士や司法書士などの高度な法律の資格を取るためには必死に勉強しなければなりません。
これらの資格を取得できるぐらいの能力があれば、必然と上記3つの能力も高いといえるでしょう。
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