打たれ強い人間になるための5つの考え方
誰でも悪口を言われればヘコみますし、人前に出れば緊張もします。
しかし、それが過ぎる”打たれ弱い”人間が世の中にはたくさんいます。
・他人に嫌われるのが怖い
・人前であがってしまう
・悪口を言われて落ち込む
・後悔を引きずる
このようなメンタルが弱い人は、ある共通する考え方のクセがあります。
この悪い考え方のクセを改善し、本来あるべき自然の姿に戻すことが何よりの打たれ強さを作る方法です。
これからその悪いクセを改善するための5つの考え方を紹介します。
目次
1.人は意外に強いことを知る
メンタルが弱い原因の一つに、自分が弱い人間だと思い込んでいるという原因があります。
言われてもいないのに、「悪口を言われたらとても耐えられない」とか
会社の同僚に嫌われたら「もう社内で生きていけない」とか勝手に想像していないでしょうか?
自分のことをメンタルが弱いと思っている人は、たいていこのように先走りの妄想が働いています。
そして、そうならないように徹底的に逃げているのです。
逃げれば逃げるほど、自分が作り上げた妄想に恐怖を抱くようになります。
このように極度に人に嫌われることや、悪口を恐れるのは過去にそういった経験をしたことがある人です。
確かに、嫌われたり悪口を言われたりすればすごく嫌な気持ちになりますし、ショックを受けます。二度と経験したくないと思うのは自然のことでしょう。
しかし、人間は成長するものです。そういった経験を経たことで少なからず耐性がついています。
また同じ経験をしても、一度目よりは辛さも少なくなるはずです。
特に子供のころ経験した嫌な思い出をそのまま引きずって、同じことをされたら子供のころと同じように傷つくと想像してしまうことがよくあります。
子供時代は精神的に未熟で、ちょっとした暴言でも傷つきます。しかし、大人になれば精神的にも成長しているはずだし、思考能力も子供時代とは全然違います。大人になってから同じ経験をしたとしても傷つく度合いは必ず小さくなっているはずなのです。
人間とは不思議なもので、自分が思った通りの人間にしかなりません。
自分が弱いと思えば弱い人間にしかならないのです。
2.他人に嫌われても実害はなんにもない
2つ目の考え方として重要なのが、人に嫌われようが実害はぼぼ何にもないことを知ることです。
他人に嫌われないようにビクビク生きる必要はありません。堂々と言いたいことを言えばいいのです。
それだけで嫌われることはまずありませんし、
それで嫌われたとしても、害はありません。
友達に嫌われたら、その友達と遊ばなくなるだけだし
会社の同僚に嫌われたって仕事は仕事、全然関係ありません。
上司に嫌われても、それぐらいじゃクビにはできません。
社長に嫌われたら?クビになる可能性もありますけど。ですがクビになるだけです。命に係わるわけじゃありません。(というかそもそも世の中、言いたいこと言っただけで簡単に嫌いになる人は少ない)
勘違いしないでほしいのは、最低限のマナーは守ってください。(明らかに美しくない女性に「ブス」と本音を言うのはここでいう”言いたいことを言う”とは違います)
3.他人に勝ちたいと思うことが大事
メンタルが弱い人は、他人との衝突を極端に恐れる傾向があります。
普通は、他人と意見が食い違う場合、議論が起こったり、感情的になってしまったときなんかはケンカになることもありますよね。
しかし、メンタルが弱いと自分で思い込んでいる人は、
「もしケンカになったら、暴言を吐かれて傷ついてしまう・・・」
と先走った妄想が働いてしまいます。
よって、自分の意見と違うことでも平気で相手に同調してしまうことが多いのです。
しかし、これは明らかに損ですよね。
議論し合えば新しい発想が生まれるかもしれませんし、自分の不利益を防ぐこともできます。
事なかれ主義でその場では周りに合わせたって、後で後悔するのは自分なのです。
この思考を改善するためには、「他人に勝ちたい!」という気持ちが重要になります。
まず、メンタルが弱い人は「ケンカに発展したら怖い・・・」とマイナスの思考で頭が一杯です。
これには「相手に勝ちたい」という気持ちが欠如しています。
しかしここで、「相手に勝ちたい」と少しでも思うことができれば、
「ケンカに発展したら怖い」という気持ちがかなり薄まっていくのです。
相手に勝ちたい!というのはプラスの感情です。
ケンカに発展したら怖い!というのはマイナスの感情です。
マイナス思考にすこしでもプラス思考が加われば、マイナス効果が薄まります。
感情も単純な足し算で変えることができるのです。
4.誰もあなたのことを気にしていないし、あなたも自分しか気にしていない
人間一番関心があるのは自分のことです。
そして他人のことなど本来どうでもいいのです。
社会生活を営む上で他者とのコミュニケーションは大事です。
しかし、自分が一人でいるときに、好きでもないただの他人のことを四六時中考えていますか?
あなたがそんな他人のことを四六時中考えていないように、他人もまたあなたのことなんか考えていません。
似た考え方で、「自分が喋っていることなんて、人類の歴史600万年から見たら全然どうってことない」という考え方があります。
広い視野でとらえたら自分の悩みや、一つ一つの発言なんかとても小さいものです。
こう考えると堂々としていられると思いませんか?
5.プライドは捨てる
打たれ弱いのは“プライドが高すぎる”というのも一つの原因です。
プライドが高いと傷つくのを極端に恐れます。
そもそもプライドが高いというのはどういうことかというと、
「人にかっこよく思われたい」
「人に良く思われたい」
「賞賛を浴びたい」
「高く評価されたい」
という「ええかっこしい」なのです。
世の中にはプライドは高いけど、メンタルも強い人もいます。
そういう人は過去の実績から自分に”自信”を持っている人です。
しかし、自称メンタルの弱い人は、高いプライドはマイナスの効果しかありません。
プライドが高ければ高いほど、反対に失敗の恐怖が膨れ上がってしまうのです。
先に述べた、「別に嫌われようが、評価が低かろうがどうでもいい。自分はただ全力を尽くすだけだ!」という思いが大事です。
まとめ
1.人は意外に強いことを知る
2.他人に嫌われても実害はなにもない
3.他人に勝ちたいと思うことが大事
4.誰もあなたのことを気にしていないし、あなたも自分しか気にしていない
5.プライドは捨てる
以上、打たれ強いメンタルを作るのに必要な考え方でした。
この記事を書くにあたり参考になった書籍
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