「空気を読め」と言ってくる人には近づかないほうがいい4つの理由
世の中には3種類の人間がいます。
①空気が読めない人
②空気を読む人
③空気を読まない人
①と③って同じじゃないの?と思うかもしれませんが、「③空気を読まない人」は、空気を読めるから空気を読まないという選択ができるわけなので、素で空気が読めない①のタイプとは違います。
しかし、「②空気を読む人」から見ると、①も③も同じため、「空気読めよ!」と偉そうに上から目線で忠告してきます。
このように、上から目線で空気を読まない人を馬鹿にしてくる、空気を読む人には決して近づいてはいけません。
目次
空気を読むか読まないかはその人の自由
まずはじめに、空気を読むか読まないかは人の勝手ということを抑えておきましょう。
空気は法律でも規則でもなんでもありません。
ただの空気です。
空気は読むものではなく、吸うもの(笑)
「空気を読め」なんて命令は人権侵害以外の何ものでもありません。
命令じゃないとしても、言われたほうは気分の良いものじゃありません。
これをわかりやすくした事件が、『カジサックVS宇野常寛』です。
事件の内容はこうです。
評論家の宇野常寛さんやカジサックことキングコングの梶原さんなど複数人で大縄跳びで対決するというホリエモン主催のイベントがありました。
そこで、カジサックが全く縄跳びが跳べない宇野常寛さんに対し、バラエティ番組でよくあるような「いじり」をはじめたのです。
宇野常寛さんはそれが嫌だったため、カジサックへ辞めるよう要求したのですが、カジサックはイジリを辞めることをしませんでした。
ここで、空気を読んで場の流れを壊さないようにするのは簡単です。
しかし、宇野常寛さんはそれをせず、途中で帰ったのです。
これを見て、宇野常寛さんは無責任だとか、空気が読めないなどといった批判をする人がたくさんいました。
それは、空気を壊すことが悪だと思っている日本人が大多数だからでしょう。
無責任うんぬんという批判にしても、社畜思考の可愛そうな頭の人という印象しかありません。
空気を読んで自分の気持を押し殺すことに、なんの価値があるのでしょうか?
これを「わがままな考え方」と思った人は思考が浅すぎます。
個を主張することを認める文化は、わがままな人間を増やすことにはなりません。
重要なのは、他人の個を認めるということです。
それが、自由というものです。
空気を読んでいるのは日本人だけ
日本人ほど空気を気にする人種は珍しいです。
それは、日本の学校教育が原因であることは明らかです。
学校では集団行動を大事にします。
なので、『人と違ったこと』をする文化が育ちません。
しかし、たとえばフランスだと人と同じことをすると逆に笑われてしまいます。
そうやって学校で学んだことを大人になっても大勢の人が引きずっているため、日本では空気を読まないで、人と違ったことをする人が出てくると叩く人が多いのでしょう。
空気を読むとは少数派の意見を認めないということ
空気を読むとは、つまり多数派の流れに従うということです。
たとえ、自分の意見が少数派だったとしても、空気を読んで多数派に従うのが良いことだとは思えません。
多数派が正しいとは限らないからです。
またキングコングが出てきますが、今度は相方の西野さんのほうです。著書「バカとつき合うな」で、空気を読む危険性について語っていて、以下はそのたとえ話です。
大船はよくよく見ると船底に穴が開いてるし、荷物の積み方もバランスが悪いし、そもそもタイタニック号だし・・・でも、皆が乗っているからぼくも大船に乗ろう
『バカとつき合うな』
「空気を読め!」は同調圧力だから
同調圧力とは、意思決定をするときに、自分の意思よりも多数派の意見に暗黙のうちに合わせてしまうことです。
「空気を読む」ことは悪いことだと思っていない人でも、「同調圧力」はなんとなく悪いことだと思う人が多いでしょう。
でも、根本的には同じ意味です。
なので、空気を読むを同調圧力に置き換えれば、少しは空気を読むことの危険性に気づけるのではないでしょうか。
つまり、日常生活を送っていて「あ、これってもしかして同調圧力じゃね?」と気づければ、あえて空気を読まないという選択ができます。
宇野常寛さんの件もそうだと思います。
宇野さんは、「空気が読めない鈍感な人」ではありません。
逆に、そういった「同調圧力の存在に気づいたカンの良い人」です。
だからこそ、それに迎合するわけにはいかなかったのだと思います。
なので、「お前空気読めよー」とバカにしてくる上から目線の人は、逆に同調圧力の存在に気づいていないバカということです。
結論:空気は吸うもの
「空気を読む」ことが大切だと思っている人は、「空気を読めない人」に対しKYなどと見下してたりします。
そんな空気を読むことを気にしている頭の弱い人には近づかないで、「空気が読むめることでしかマウントが取れない可愛そうな人なんだなぁ〜」という気持ちで遠い所から見守ってあげましょう。
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