やめたい習慣をやめる方法
人間がほかの動物と違うところは、未来を考えて行動ができることです。たとえば、受験勉強を1年も前からする行為は、「目の前の今」にはなんの役にも立たない行為です。でも人々は、将来の役に立つと論理的に考えて、今現在の行動を決定し勉強をするのです。
この「未来のために現在の行動決定をする」ことが人間のもっとも発達した部分なのではないでしょうか。
しかし、「今現在の行動が無意味なことと分かっているのにやめられない」ということもあります。これも複雑に進化した脳を持つ人間ならではの悩みなのです。
悪習慣を断ち切れない人々に贈る、やめたい習慣をやめる方法を説明します。
目次
やめなくてはいけない論理的理由を書き出す
どうしてもやめられない習慣があるとき、やめたほうがいい理由を箇条書きで紙に書き出してみましょう。紙に書き出すことによって、潜在意識に強く訴えかけるのです。書いた紙を見える場所に貼っておくのも効果的です。
たとえば、TVゲームがやめられないとします。1日あたりTVを5時間やるとすると、1か月で150時間も無駄に消費することになります。もしTVゲームをする代わりに1日5時間本を読んでいれば相当頭がよくなっていたことでしょう。
TVゲームをやることにより視力の低下を招きます。さらに運動不足にもなり太ります。このようなことを箇条書きに書き出すのです。
例)
- 1か月あたり150時間も無駄にする
- 視力が低下する
- 運動不足で太る
このように書き出して、かつ、見える場所に貼ることにより潜在意識に訴え、悪習慣を思いとどまらせる効果が有ります。
強制的にやれないようにブロックをつくる
TVゲームの習慣をやめたいならゲーム機を売却する。スマホゲームの習慣をやめたいならアプリをアンインストールする。漫画の習慣をやめたいなら漫画を買う代わりに本を買うなど、自ら悪習慣にブロックを作ることが大事です。
人間は弱く自分に甘い生き物です。今日は大丈夫でも、明日も大丈夫な保障はありません。明日になって、やっぱりゲームをしようと思っても、ゲーム機を売ってしまったのでもうできないわけです。
どうしてもやりたくなって、また買ってしまう場合もありますが、そうしたらまた売却すればいいのです。さすがに再々購入はしないはずです。
このように、悪習慣をやるためのハードルを自ら設置して、再発防止に努めます。
脳の病気と理解する
「やめたくてもやめられない」それを中毒と言います。
中毒状態の脳はそれをやった時の快感が忘れられないのです。快感とはドーパミンが放出されている状態です。麻薬と一緒です。
中毒の禁断症状に耐えるのは大変です。でも、「これは脳の病気なんだ」と思えば、客観的に自分を見れます。客観的に自分を見ることにより、「論理的に考えれば無駄な行為だ」ということを認識できるのです。
快感なんてものは脳の電気信号に過ぎません。論理的に良い悪いを判断しているわけではありません。生きてくうえで不要なものに快感を覚えるのは「脳の病気」と考えて対処すべきです。
まとめ
やめたい習慣は、まずは論理的にやめるべき理由を考え、次に強制的にやめざる負えない環境づくりをし、どうしてもやりたくなっても「これは脳の病気」と自分を客観視することでやめることができます。
これでもやめられない人は、将来一生変わらない人生を送ることになるので、夢も目標もかなえることは不可能でしょう。←(この意識が一番大事)
関連記事
-
他人と比較すると不幸になるという話
どんな分野でも上には上がいますし、下を見れば自分より劣っている人間もたくさんいます。 だから他
-
ストレス発散に一番効果的なのは愚痴を言う事!
こんにちは!sioです。 最近会社にいる「老害」がものすごくストレスです。 老害の特徴に
-
妄想力を使って他人の嫌な一言から自分のメンタルを防衛する方法
誰にでも嫌な人や苦手な人っていますよね。 できれば嫌な人とは一生関わらないで生きていきたい。で
-
怠け癖を治したい!仕事や勉強がはかどる意外な方法
私は怠け癖があります。 なんで、こんなに仕事や勉強を怠けてしまうのか真剣に考えました。
-
【ヤバいほど効果あり!】5秒ルールでやる気がなくても即行動
どうしてもやる気が出ないある日、なんとなくやる気を出す方法の動画をyoutubeであさっていました。
-
やる気がでないときに即効効果があるのはこれ
勉強しなきゃいけないのに、なんだかやる気が出ない・・・ 昨日までやる気に満ちてたのになんだか虚
-
30代になって行動力を高める方法がわかってきた
29歳で社会からドロップアウトし自宅のパソコンで日銭を稼ぐ日々を送って早4年経ちました。 私の
-
3つ!これだけでいいメンタルの鍛え方
そもそもメンタルとは[精神的]という意味です。一般的に、メンタルを鍛える=メンタルトレーニングという
-
嫌なことを忘れるためのもっとも効率的な方法
嫌なことは意外な方法で忘れることができます。 脳の記憶のメカニズムにもとづいた、もっとも効率的
-
「空気を読め」と言ってくる人には近づかないほうがいい4つの理由
世の中には3種類の人間がいます。 ①空気が読めない人 ②空気を読む人 ③空気を読まない人