やる気がでないときに即効効果があるのはこれ
勉強しなきゃいけないのに、なんだかやる気が出ない・・・
昨日までやる気に満ちてたのになんだか虚しく感じてしまい、今日はやる気が出ない・・・
計画を立てたけど、1ミリも前に進まない・・・
『名言集を読み自分を奮い立たせる』とか『とりあえず5分やればやる気は出る』など、やる気を引き出す方法というものがちまたに溢れてます。
しかし、これらは一時的には有効ですが、慣れてしまうとまったく効果がありません。
慣れると、「名言集を読むのもおっくうだ」、「5分すらやる気力がない」ということが普通に起こります。
なによりこれらは、ムリヤリやる気を引き出そうとしているから、効果が薄いのです。
このページでは、無理をせずに自然とやるべきことを「気づいたらやっている自分」をつくる方法を紹介します。
目次
そもそもやる気なんていらない
あなたは、会社に通勤するのにやる気を出しますか?今日の夜ご飯を買いに行くときは?スマホでネットニュースを見るときは?
上記のことをするのに、いちいちやる気が必要だと思う人は少ないはずです。
この、やってあたりまえの感覚で、やらなきゃいけない勉強や作業をすることが大事なのです。
「なんだそんなことか」とか「その感覚になれないからやれないんだよ」という批判が多いと思いますが、これはとても大事なことなのです。
あなたが解決したいことは、「やる気が出ない」ことではなく「やらなきゃいけないことができていない」ことのはずです。
つまり、やる気がなくても、やらなきゃいけないことができてればいいというわけです。「やる気」ということばかりにフォーカスを当てすぎると、本当に解決したいことからずれてしまうということです。
やる気が出ないのは失敗を恐れているから
そしてここからが重要で、あなたは「やる気がでない」ということを理由にして「やらない」のです。
・・・(´・ω・`)?
あなたは、「もし私がやる気に満ち溢れる人間だったら、もっとすばらしい人生を・・・」という可能性のなかでのみ生きているということです。
・・・(*´Д`)??
やらなきゃいけないタスクが資格取得の勉強としましょう。
あなたが一番恐れていることは試験に落ちることです。しかし、「やる気がでない」ことを理由にして勉強をしなければ、資格を取得できなかったとしても、「もし私がやる気を出していれば資格を取れていた」という可能性だけは残りますよね。
この可能性を残したいがためにやる気を出さないという選択をしているのです。
「そんな選択するわけないだろ!」
という意見はごもっともですが。
まず、人間は自分の行動や考えを完璧にコントロールできてはいません。つまり、上記のことは合理的に考えれば自分にとってマイナスなのに、深層心理ではそれを選択してしまうということが起きているのです。
上記の考え方は心理学的に目的論といいます。
「もしやる気を出せば資格が取れていたという可能性を残す」ことが目的で、
「やる気を出さないでいる」ことを選択した。
逆に原因論だと、
「部屋が散らかってるから」が原因で「やる気が出ない」が結果。
「やらなきゃいけないことが多すぎる」が原因で「やる気が出ない」が結果。
・・・など。原因論に基づいたやる気を出す方法はちまたにたくさん溢れてますが、人間はあくまで、目的で動いています。なので目的論の考え方で行動を改めなければ効果が有りません。
経験あると思いますが、
会社の仕事の場合、期限までにやらなきゃいけないことはたいてい期限までに仕上げますよね。
上司や周りの目があるから、やる気うんぬんじゃなくて、やらざるを得ないのです。
しかし、個人的な目標や勉強の場合はどうしても周りの目も少ないし、自分がサボっても会社にダメージを与えるわけでも、降格されるわけでもないですから、ついついサボりがちになります。
目的論でいうと会社の仕事は「期限までに仕上げる」というストレートな目標ができます。決して「やる気を出していればできていたという可能性を残すため」なんていう目的になるわけないですよね。だってやらなきゃ自分の進退にかかわるから、期限までに仕上げることしか頭にありませんから。
しかし、これが個人的な目標になると人間は自分に保険をかけてしまい、「失敗したのはやる気がなかったせいであり、やる気を出せば成功したのだ」という可能性を作ってしまい、心の平穏を保とうとしてしまうのです。
クラシックを流す
とりあえずクラシックを流してください。聞く必要はないです。
そもそも集中して作業をしているときは、ほとんど音楽なんて聞いてない状態です。
クラシックは歌詞がないので変に意識をしなくてすみます。J-POPなんかだとついつい音楽のほうに脳が反応してしまうので、何かの作業をするときには適していません。
有名なのが「モーツアルトを聞くと集中力がアップする」というものがありますが、科学的根拠はまだありません。しかし、実際私も実践していますが(モーツアルトに限らない)クラシックを流してると自然と集中できている自分がいるのです。
「やる気」と「集中力」は違います。
クラシックを聞きながら作業をすると「集中力がアップする」という話はよく聞きますが、「やる気が出る」という説はどうでしょうか。
「パブロフの犬」という心理実験をご存じでしょうか。
犬にエサを与えるときにベルを鳴らすことを繰り返すと、エサを与えなくてもベルを鳴らしただけで犬がよだれを垂らすという条件反射の実験です。
これは人間でもある効果です。
梅干しを見ただけでよだれが出ますよね。これが条件反射です。しかし、梅干しがすっぱいものだと知らない人はよだれは出ません。
クラシックを聞いて集中して勉強した経験がある人がいます。ある日、どうもやる気が出ない。そういったときに、とりあえずクラシックを流す。ぜんぜん勉強する気力がわかなくてもとりあえず流すだけ流す・・・・
すると不思議にいつの間にか勉強を始めている自分がいた・・・
これが「クラシックを流すと集中して作業をしてしまう」という条件反射になってしまっているのです。
この条件反射はやってあたりまえ的な感覚なのでやる気を出しているという感覚ではないです。
なので自然と作業を開始しているという感覚になります。
そもそもなぜクラシックを流してると集中できるかというと、
まず、「音楽」には人の気持ちを落ち着かせたり、気分を高揚させたりと「気持ちがいい」感覚にしてくれます。
気持ちがいいとドーパミンという脳内ホルモンが発生します。
ドーパミンとは「やる気物質」とも呼ばれいるぐらい、まさにやる気を引き出すものなのです。
そしてクラシックは人がもっとも心地よいと感じる「1/f」揺らぎという音楽の波動をしているのです。
さらに上記でも書きましたが、歌詞が無いことで、音楽に集中させない効果が有るのです。
クラシック聞いてると眠くなる時ありますよね。眠くなるということは、音楽そのものには集中していないということです。歌詞付きの音楽だと音楽そのものに集中してしまい、逆に勉強のさまたげになります。
コーヒーを入れる
コーヒーを入れるだけでもやる気が出てきます。
クラシックを流すと自然と勉強ができるのと同じ効果で、コーヒーの香りをかぐと自然と勉強が開始できてしまうという条件反射を利用します。
そもそも、コーヒー自体もリラックス効果が有りますので、クラシックと同様、ストレスを低減させ、勉強や作業をするときの精神状態を良い状態に持ってきてくれることが期待できます。
まとめ
家についたら、クラシックを流し、コーヒーを入れる・・・
それだけでいつの間にか、やらなきゃいけない作業に自然と入っている。
これはもう、やる気を出しているわけではなく、ルーティンワークとして日課をこなしているだけです。
会社の通勤にやる気がいらないことと同じです。
だまされたと思って一度試してみてください。実際私はこのクラシック&コーヒーで毎日のタスクをこなすことができています。
やる気や集中力に関する記事はこちらも参考になります⇩
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