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西野亮廣と堀江貴文の共著「バカとつき合うな」の内容

公開日: : 最終更新日:2019/02/15 書評

「バカとつき合うな」

タイトルで結論をもう言っちゃってるので、読む必要あるのかな〜と悩んでいるそこのあなた。

絶対読んだほうが良いです。

いい意味で期待を裏切られる面白さや、自分はバカじゃないと思い込んでいるだけだと気付かされるシーンもあり、とても価値のある本でした。

この記事では、西野亮廣さんと堀江貴文さんの共著である「バカとつき合うな」のざっくりとした内容を紹介します。

「バカとつき合うな」の内容

「バカとつき合うな」では、堀江貴文さんと西野亮廣さんの対談ではなく、各々がそれぞれバカだと思う人々の特徴を紹介していく内容になっています。

それと、堀江さんと西野さんのお互いの印象についてもそれぞれ深く書いてあり、非常にお互いをリスペクトし合っている様子が伝わる内容になっています。

いくつか特に印象に残った「バカ」を紹介します。(見出しの()は、堀江さんと西野さんのどっちが言っているのかです。)

善意なら何でもありのバカ(西野亮廣)

むちゃくちゃ風が強い日に、自転車が倒れまくっていました。そのまま通り過ぎようと思ったのですが、あるおばちゃんが、倒れている自転車を片っ端から立たせていくんです。で、ぼく、さすがにガマンできなくなって、おばちゃんがたたせた自転車を片っ端から寝かせていったんです。

このシーンを想像したらちょっと笑ってしまいました。

中には意味がわからない人もいると思います。

西野さんが自転車を片っ端から寝かせていった理由は、風がまだ止んでいないのに、次にまた倒れてあたりどころが悪く自転車が壊れてしまうのを防ぐためです。

つまり、おばちゃんは善意で自転車を立たせたつもりだったのに、かえって自転車の所有者の迷惑になる行為をしていたのです。

その後、西野さんはおばちゃんに「あんた、なにしてんの!」と怒られて面倒だから逃げたそうです(笑)

善意って、すごい巨大な力を持っているんだと思います。なにが巨大かというと、人を思考停止させる力が巨大なんだと思います。自転車のおばちゃんも善意とは関係ない話だったら、もしかしたらちゃんと冷静に人の話を聞ける人かもしれません。

さらに、被災地に千羽鶴を送る人も同じだと書かれていました。

自転車を起こすおばちゃんや被災地に千羽鶴を送る人みたいに、「〇〇をするのは良いことだ」と定式化している人は危険です。

時と場合によっては善意でやったことが迷惑になるケースもあります。

我慢を美徳にしたがるバカ(堀江貴文)

我慢厨が嫌いです。

さすがホリエモン(笑)

我慢厨という言葉のインパクトがなかなかです。

「良薬口に苦し」っていうことわざのせいもあるでしょう。論理がスライドして、「口に苦いものは良薬なんだ」と誤解し始める。

こういう人たちにかぎって、「自分と同じようにせよ」って他人に強要してくるんですよね。そういう人たちは、自分から勝手に我慢にを選んでいるくせに、「自分は我慢しているのにあの人は我慢をしていない、不公平だ、ズルい」と頭の中で論理がスライドしてしまっているから。

いますよね〜こういう人(笑)

厳しく育てられたから自分の子供にも厳しくする。部活で先輩にされた理不尽を後輩にもする。みたいに、自分の我慢経験を美徳にして、他人に強要しても許されると思っちゃうタイプ。

この章を読んでいるとき、最近、宇野常寛さんがカジサックともめた件を思い出しました。

宇野さんが途中で帰ったことを批判している人が結構な数いましたが、「ちょっとぐらい嫌なことがあっても我慢するのが正しい」的な論理で批判しているのあれば、まさにこの「我慢を美徳にしたがるバカ」にあてはまると思います。

この件について詳しい事情は現場にいた人しかわからないですが、「我慢したほうが美徳」的な価値観が世の中に存在することはTwitterの反応からよく分かる事件でした。

欲望する力を失っているバカ(堀江貴文)

既存の教育の最大の難点のひとつは、我慢癖がついてしまうところ。なんのためなのか、なんの役にたつのかわからない内容をずっと聞かされる。そのことに疑問を持たず、疑わずに耐えられることが良いことだ、と吸い込まれていく。

そんな環境の中にいるうちに、「やりたいことを我慢する」ではなく、「やりたいことがない」に変わっていく。「欲望する能力」を失っていく。もともとは全員が持っているものなのに。いわば、去勢されていくんですね。

あ、これ私です(笑)

私も親に、自分の好きなことは一切認めてもらえず、価値観を押し付けられて育ってきたので、欲望する能力だいぶ失っています。

会社では周囲から優秀だと言われつつ(自慢)、今ひとつ抜きん出ないのは、私に欲望が足りないからなんだな〜なんて思っていたりします。

にわかを否定するバカ(西野亮廣)

にわかを否定する人、バカですよね。たとえばワールドカップになると、たくさん出てきますよね。にわかファン。そうすると、俺らこそが本当のサッカーファンだみたいな人たちが、「お前らはサッカーファンじゃねえ」みたいなことを言い出す。

そういった方々にお伝えしたいのは「あなたも元はにわかだったでしょ」です。にわかを通っていないファンはいません。

あと、にわかを否定しちゃうと、落ちるお金がだいぶ少なくなります。たいていのジャンルで、にわかのファンは一番数が多い。もしにわかがいなくなってしまうと、お金が回らなくなって、その文化自体が壊れてしまう。

これを論破できる人いますか?完全同意以外ありえないと思います。

「バカとつき合うな」は読む価値あり!

この記事でお伝えした内容はほんの一部です。

他にも、

  • 未熟なのに勘にたよるバカ
  • 「自分の常識」を平気で振りかざすバカ
  • 一貫性にこだわるバカ
  • 空気を読むバカ
  • バカを笑って、自分は棚上げのバカ

などなど・・・

私が普段から思っている気持ちを代弁してくれて読んでてかなりスッキリしました。それと同時に、グサッと心に刺さる部分もありました。

それと、私個人的にはホリエモンの本は他にもかなりの数読んだので「バカとつき合うな」も買おうか迷ったのですが、西野亮廣さんとの共著というのが決め手で買いました。

西野亮廣さんの本はまだ数が少ないので「バカとつき合うな」は西野さんの思想に触れることができる数少ない貴重な本の1冊です。

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    大学時代は心理学を専攻。行政書士有資格者。高層ビルのタイル工事・カラオケ店舗勤務・テレホンオペレーター・ネットワークエンジニアなど様々な職種を経験する。現在は脱サラしフリーランスとしてライター、ブロガー、プログラマーの仕事をしている。年間100冊の本を読み、理系・文系両方のセンスを併せ持ったマルチな観点から独特の記事を執筆していくことを目指す。

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