Webライターの単価交渉方法!私が記事単価アップした具体的方法
ランサーズやクラウドワークスで誰でもできるWebライターという仕事があります。
誰でもできるからこそ、専門的な記事以外は安い単価でこき使われるわけですが、交渉次第では単価アップも可能です。
この記事を読んでいる方は、クラウドソーシングのWebライターの単価が安くて嘆いている方や、何ヶ月も継続しているのに一向に単価が上がらなくて、交渉するべきか悩んでいる方だと思います。
私もWebライターとしてクラウドソーシングで仕事を請け負っていますが、実際に私が行っている記事(文字)単価を上げるための交渉術を紹介します。
あなたもぜひ参考にして、時間とお金に余裕を持った生活を手に入れましょう!
目次
Webライターに単価交渉は必須なのか?
そもそもWebライターに単価交渉が必要なのかという疑問があるかもしれませんね。
特に、サラリーマンだと給料アップの交渉なんてまずしませんから、その感覚が抜けていない人は交渉なんてものにビビってしまいます。
でも、Webライターの仕事は請け負い契約なので、基本的にはクライアントに自分の実力を認めさせて単価アップの交渉をしない限り給料は上がりません。
それに、Webライターの仕事は誰でもできるけど、長年やっている人と昨日今日始めた人では記事の出来がまったく違います。
なので、能力に見合った報酬をもらうのが本来の形です。
交渉をしなければ、素人と同じ記事単価でずっと働き続けることになってしまいます。
それだと、巡り巡って他のWebライターも安い単価でこき使われることのなるため業界全体としてもよくありません。
Webライターの職業の未来のためにも、ぜひ皆さんも単価交渉をしてください!
【実体験】私が使っているWebライター単価交渉術を紹介!
私が実際に行っているライティングの仕事の記事(文字)単価を上げる交渉方法を紹介します。
単価アップの交渉で成功しやすいポイントが次の8つです。
- そもそも最初に相場より安い仕事を選ばない
- まずはクライアントの要望プラスαの出来で納品
- 1年以上継続して納品を続ける
- 指示の変更があったときが単価交渉のチャンス
- 基本は単価アップ待ち(交渉は最終手段)
- 単価交渉はあくまで下手に出る
- 辞めてもいい覚悟で単価交渉
- 具体的な数字を使って交渉する
それぞれ詳しく説明していきます。
そもそもWebライターの相場より安いの単価の仕事を選ばない
ライティングの仕事を請け負うにあたり、1文字0.3円や1記事3,500円といったような単価が示されますよね。
ここで、最初が肝心なのですが、あまりにも低い単価の仕事は、単価が上がったとしても大したことないということです。
たとえば、1文字0.3円が単価アップで1文字0.5円になることはあっても、1文字1円にはなりません。
なので、最初に選ぶ際にライティング単価の相場観は重要です。
専門的な知識が不要な記事でも1文字0.8以上が望ましいでしょう。
そうすれば、将来的に1文字1.3〜1.5円くらいにはなりそうです。
まずはクライアントの要望プラスαで記事を納品
クライアントの心理としては、どんなライターが来るのかわかりませんから、基本的には本来支払えるはずの単価より低い金額で応募しています。
なので、最初にクライアントの予想を超える出来で記事を納品すれば、当初予定していた単価よりもアップしてくれる可能性があります。
これは、自分から言わなくてもクライアント側から単価アップを提案してくれることもあります。
というのは、せっかくライターのチュートリアルが終わったのに、すぐに辞められるとまた新しいライターを探さなければいけなくなり、クライアント的にも非常に面倒になってしまうからです。
なので、仕事の始め際は単価アップの1回めのチャンスポイントなのです。
継続して仕事を依頼したいと思ってもらえるような記事を納品しましょう。
もちろん、記事の質が悪いと単価アップどころか、継続依頼すら難しいでしょう。
1年以上継続して記事を納品
契約が継続しているということは、それだけ信頼されているということです。
サラリーマンが1年間会社に勤めるのとフリーランスが1年間仕事を継続してもらい続けるのとではわけが違います。
切ろうと思えばいつでも切られるのがフリーランスですから、明らかに信頼度は後者のほうが高いです。
それだけ長く勤めているということは、クライアントにとってそのWebライターは必要な存在ですから、単価アップの交渉に応じやすくなっています。
指示の変更があったときが単価交渉のチャンス
ただ単価を上げてくれと言っても理由がないと認められにくいです。
使える理由として、指示内容の変更が挙げられます。
もっと言えば、指示内容の変更によって、どのような負担が増えたのかもアピールすると良いでしょう。
同じクライアントで1年や2年も記事を書き続けていると、指示内容の変更は必ず出てきます。
たとえば、
- 最初は英語教材の記事だったのに、翻訳機や旅行関係までカバーするようになった
- 最初は見出しをクライアントが決めてたのに自分で書かなければならなくなった
- 記事に含まれるキーワードの条件が厳しくなった
など、いろいろと面倒な指示が増えてきたり、自分の得意とする分野じゃない記事まで書くように言われたりした場合が単価交渉のチャンスです。
基本は単価アップ待ち(交渉は最終手段)
私の場合、1年以上継続して続けても、指示内容がコロコロ変わってもとりあえず単価交渉はせずに黙って記事を納品し続けていました。
クライアントから単価アップを言い出してくれることを待つスタイルです。
何故かと言うと、単価交渉にはリスクがあるからです。
もし、単価交渉をして断られてしまった場合、今までと同じ気持ちでクライアントと接することができるでしょうか?
最悪仕事を辞める羽目になるかもしれません。
なので、ほぼ確実に単価がアップできそうな条件が揃うまでは、基本的に待ちのスタイルです。
単価交渉はあくまで下手に出る
クライアントとケンカしても仕方ないですから、単価交渉はあくまで下手に出て、だめだった場合でも穏便にするようにします。
たとえば、
『少しご相談があります。単価を1文字0.8円から1文字1円にあげていただくことはできないでしょうか?理由は〜』
という感じです。
下手に出ればクライアントも悪い気はしないはずです。
少しでもクライアントに「単価上げてあげよっかな」って思わせたら勝ちです。
偉そうな相手に単価上げようなんて思いませんよね。
辞めてもいい覚悟で単価交渉
そのクライアントとの契約打ち切り覚悟で単価交渉します。
逆に言えば、単価がアップしないなら割に合わないというギリギリになって初めて単価交渉します。
たとえば、2件のクライアントを抱えている場合、片方のクライアントの指示がひどくて1記事の完成にめちゃくちゃ時間がかかるとします。
そのひどいクライアントのおかげでもう片方のクライアントの仕事が進まなくなってしまい、単価アップしないならもう契約を打ち切ってもいいという状況です。
それくらいの状況であれば、辞めてもいい覚悟ができるでしょう。
そのためにもクライアントを複数持つとか、Webライター以外の仕事もあるなど、リスク分散は大事です。
具体的な数字を使って交渉する
「少しでもいいので単価上げてください」というよりも「1記事1,000円アップしてください」と具体的な数字を上げたほうが成功率が上がります。
そもそも、ライター自身がどれ位の単価が適正だと思っているのかがクライアントへ伝わるからです。
具体的な数字を上げないでクライアントへ丸投げすると、思ったよりも単価が上がらないといったことになりかねません。
Webライター必見!単価を上げる具体的な交渉の例文
具体的にWebライティングの記事(文字)単価をアップさせる交渉の例文を紹介します。
【例文1】
・最近面倒な指示が多い
・1年以上継続して納品している
『記事単価の件でご相談があります。
現在1文字0.8円の単価ですが、これを1文字1円に上げてほしいと思っております。
先々月から〇〇や〇〇といった作業が増え、1記事を書き上げる時間が増しており、この単価のままで続けていくのは他の仕事にも支障が出るかもしれないギリギリの状態です。どうか、検討していただけないでしょうか。』
この例文の条件だと、結構な確率で単価がアップするでしょう。
「他の仕事に支障が出る」と書いてあるので、クライアントの心理としては「ライターが提示した単価通りにアップさせないと辞めてしまうのでは?」と思います。
1年以上も継続契約しているようなWebライターであれば、今後も継続契約させたいと思うはずなので、要求が通りやすいです。
【例文2】
・最近専門外の記事が多い
『記事の単価の相談があって連絡いたしました。
現在1記事3,000円ですが、4,000円にアップすることは可能でしょうか。
その理由は、現在書いている〇〇の記事は、当初の〇〇の記事と違い元々私の専門外なので、勉強に時間がかかっており負担が増えたためです。単価アップの代わりと言ってはなんですが、最低限毎月15記事の納品のお約束と今後記事の品質向上に努めます。ぜひご検討のほどよろしくお願いいたします。』
この例文は少し微妙なのですが、場合によっては単価アップします。
「ライターの負担が増えた」という理由が「専門外だから」というのは少し弱いので、「毎月15記事の納品」と「今後記事の品質向上に務める」という約束でクライアントの背中を押す形です。
Webライターの記事単価アップ交渉のコツまとめ
記事単価を上げるには、とにかくクライアントの信頼が大切です。
最低1年以上はコツコツ納品しましょう。継続が信頼に繋がります。
そして、複数のクライアントを持つなどのリスク分散し、一方のクライアントがいなくてもなんとかなるという状態が理想です。
面倒な要望が多いクライアントからどんどん単価交渉して行きましょう。
Webライター業界は安くこき使われるというイメージが強いですが、しっかり単価交渉をする人が増えれば、業界全体の単価も上がるはずです。
この記事に書いてあることを参考にして、みなさんも単価アップの交渉をしてみてください。
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