「地球温暖化と二酸化炭素は因果関係が無い」をわかりやすく説明

一般的に、地球温暖化の原因として温室効果ガスが上げられます。温室効果ガスとは地球の大気圏にある気体で「二酸化炭素」「対流圏オゾン」「メタン」のことです。

これら温室効果ガスは地球から放射された赤外線の一部を吸収し、地球を暖めている「保温効果」をもたらしています。

温室効果ガスのなかでも、人間がもっとも放出するのは「二酸化炭素」なので、二酸化炭素が地球温暖化の原因といわれているのです。

実際のところ、「二酸化炭素が地球温暖化の原因である」というのはあくまで説であり、科学的証明はありません。それどころか、「そもそも地球温暖化なんかしていない」という説もあります。

地球温暖化の原因が二酸化炭素だと日本に都合がいい

日本にとっては「二酸化炭素が地球温暖化の原因」としていたほうが都合がいいようです。

日本は自動車を輸出することによって貿易黒字を作り出しています。そして、日本の自動車メーカーはエコカーの開発に必死になっています。それは、「エコ」＝「地球に優しい」＝「エコ商品は売れる」からです。

ガソリンを作る際に多量の二酸化炭素が放出されます。エコカーでガソリン消費量を抑えれば、間接的に二酸化炭素の放出量を抑えることになります。

日本の貿易を支える自動車産業の得意技を生かすには「地球温暖化は二酸化炭素が原因」としたほうが都合がいいのです。

なので、TVなどのメディアで地球温暖化の反対意見はあまり聞きません。政府からいい顔されませんし、自動車メーカーがスポンサーになってる場合が多いので編集でカットされてしまうからです。そのため、情報リテラシーの低い人やお年寄りなんかは地球温暖化の間違った知識を信じている人が多いのです。

因果関係と相関関係を混同していないか？

「勉強しないとテストの点が悪い」

「勉強しない」という原因があり「テストの点が悪い」という結果があるので、これは「勉強しない」ことと「テストの点が悪い」ことに因果関係があるといえます。

「朝ごはんを食べない子はテストの点が悪い」

「朝ごはんを食べない子」という群と「テストの点が悪い」という群の関係性はありますが、決して「テストの点が悪い原因」＝「朝ごはんを食べない」ではありません。これは相関関係があるといえます。

「テストの点が悪い」直接的な原因は「勉強をしないこと」です。「勉強をしない」原因はさまざまで、たとえば「生活環境のみだれ」があるとします。生活環境がみだれている子は朝ごはんを食べない率が高いです。よって「朝ごはんを食べない子がテストの点が悪い」という結果になってしまうのです。

地球温暖化に話を戻すと、過去100年ほどの気温のデータは右肩上がりですが、同時に二酸化炭素の排出量も右肩上がりです。地球の気温の上昇と二酸化炭素の排出量の上昇は相関関係があるといえます。

しかし、二酸化炭素が増えることが原因で地球の気温が上昇しているとはいえません。因果関係は認められません。

1. 地球が温暖化すれば自然と二酸化炭素も増える（因果関係の逆転）
2. たまたま同時期に増えていた（偶然の一致）
3. 地球温暖化と二酸化炭素増加に共通する別の要因がある（第3要因が2つの共通原因）

以上の可能性があるので、「地球温暖化＝二酸化炭素が原因」という説はかなり怪しいものです。

偶然の一致説が一番有力

われわれ人類が誕生してから今に至るまで、約5000万年ほどといわれています。かたや地球の誕生は46億年前です。現在の地球の年齢が１００歳だとすると、人類の年齢は１歳です。さらに二酸化炭素を人類が大量に放出するようになってからを計算すると、地球１００歳に対してわずか数日の生まれたての赤子です。さらに、今後地球が消滅するまでを人間の一生とたとえるなら、人類誕生から滅亡するまでの期間など１秒にもみたないそうです。

そこで思うのですが、「人類ごときが地球という巨大なものに、そんな影響力をあたえられるか？」ということです。地球から見たら人類の誕生から消滅までなんてゴミみたいなものです。人類の経済活動によって二酸化炭素を大量に放出したぐらい屁でもないでしょう。

ましてや地球温暖化なんていわれたのはここ最近で、データも１００年ほどしかありません。果てしなく長い地球の一生から見れば、気温の上下など日常茶飯事です。たまたま二酸化炭素の排出量と気温の上昇が一致してもそれほど珍しくは無いのではないでしょうか。